「なぜ山に登るのか。なぜならそこに山があるからだ。」
皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
イギリスの登山家ジョージ・マロリー(George L. Mallory, 1886 – 1924)の言葉です。
シンプルでいて奥深く、人生を登山に例えるような哲学的な言葉…と捉えていましたが、一説では「なぜ山に登るのか」という、何度も問いかけられる質問にうんざりして(半ば投げやりに)答えた、という説もあるそうです。
本当のところは本人のみぞ知る、ですね。
個人的には、適当に答えた言葉が100年以上経った今でも「登山の名言」としてだけでなく哲学的に語り継がれていて、天国かどこかで苦笑いしていたら面白いなと思います。笑
さて、今日のテーマは「そこに山があるから」…ではなく、「山と、できればロープウェイときれいなトイレと、近くに温泉があるから」山に登る私の登山記録です。
お付き合いいただけると嬉しいです🙇♂️
登山記録①
🗓️6月某日
⛰️茶臼岳(ちゃうすだけ)
📍栃木県那須郡那須町
📝MEMO
・那須岳(なすだけ)の一座で標高1,915mの山
・朝日岳(1,896m)、三本槍岳(1,916m)とあわせて「那須三山」と呼ばれる
・日本百名山のひとつにも数えられる、栃木県内唯一の活火山
なかなかハードルが高そうですが、ロープウェイで茶臼岳の9合目(およそ1,700m)付近まで行けちゃいます!
紅葉シーズンにはロープウェイで景色を楽しみに来る観光客も多いそうですよ。
当日は6時40分東京駅発の新幹線やまびこに乗車!(いつもは寝てる時間…)
およそ1時間で那須塩原駅に到着です。
そこからは食料を調達しつつ車で那須ロープウェイ山麓駅まで移動です。
9時過ぎには山麓駅に着いたものの駐車場は既に満車…1kmほど先にある峠の茶屋駐車場に停めることに。
ハイシーズンではないから大丈夫だと油断した…急にスタート地点を前倒しにされて不安だったものの、歩くしかない!
ロープウェイ山麓駅~山頂駅までは5分程。
山頂駅は既に1,700mで森林限界を超えた景色が広がります。
【森林限界】とは、気温や湿度の関係で高木が育たず森林を形成できない限界線のこと。
「標高何mから」と一概に言うことはできませんが、富士山は5合目の標高2,500m付近が森林限界と言われています。
茶臼岳は標高は低いものの岩石の風化が進んでないことや硫化水素の噴出もあり、1,400m付近から森林限界となっているそうです。
↑最初は歩きやすい道が続きます
軽装の人もこの辺りまでなら大丈夫
↑スタート地点っぽい雰囲気
この辺りから本気出す!
↑ひたすら岩がゴロゴロした道?を進みます
直射日光がジリジリ…でも風もあるので暑さはそこまで感じず
↑雲海がすごい!!
昼頃まで雲海が見れるのは珍しいそうです
↑山頂に到着!!
時間は1時間くらいでしょうか。
あっという間ですがやはり登り切ると達成感がありますね。
お湯を沸かしてカップラーメンを食べ(山頂でのカップラーメンは格別!)、早めに下山。
下山後は近くの温泉に行き、少し観光もして大満喫の1日でした✨️
余談ですが、温泉のため立ち寄った旅館には川をそのまま堰き止めた露天風呂があり、最っっ高でした!
登山記録②
🗓️7月某日
⛰️金時山(きんときやま)
📍神奈川県足柄下郡箱根町
📝MEMO
・神奈川県箱根町、南足柄市、静岡県小山町との境にある1,213mの山
・金太郎伝説発祥の地とされ、金太郎ゆかりの名所が多く残る
初心者向けコースは3つくらいありますが、今回は「金時神社コース」を選択。
坂田金時(公時)を祀る「公時神社」や「金時宿り石」などの見所のあるコースです。
↑金時宿り石
岩の中央は真っ二つに割れていますが、これは金太郎の怪力で割れた…のではなく、昭和6年に突然割れてしまったものだそう
ちなみに金時神社登山口の駐車場にある公衆トイレは、某有名アニメ『エヴァン〇リオン』がモチーフになっています。
なぜかは分かりませんので各自調べてください(急に雑)。
↑森林浴を楽しみながら進む
歩きやすくなってるものの、足元には注意!
↑途中、箱根の大涌谷も見えました
↑山頂!富士山は見事に雲に隠れて見えず!笑
1時間半くらいのコースですが、熱中症対策で休憩を多めに取りながら2時間程で登頂。
山頂には、昔から営業している「金時茶屋」と「金太郎茶屋」の2つの茶屋があります。
金時茶屋さんの“なめこ汁”が有名なのですが、残念ながら臨時休業のようでした。
もう一つの金太郎茶屋さんで山菜うどんとしめじ汁をいただきました。
(こちらは“なめこ”ではなく“しめじ”なんですね笑)
疲れた身体に味噌の優しさと塩味が染みる〜
下山後はやはり温泉♨️
NO温泉 NO登山!というくらい、どっちがメインか分かりません。笑
暑さが和らいで来たら、群馬県の赤城山か栃木県の日光白根山に挑戦してみたいと思っています。
登山記録続編にご期待ください!
それでは👋