村上春樹といえば説明するまでもなく有名な人であるが、この方の執筆スタイルがすごい。
彼は1日に400枚詰めの原稿用紙10枚をきっちり書いているらしい。
もっと書きたいと思った日でもなかなか筆が乗らない日でも必ず10枚で終えているそうだ。
この話を昔聞いた時は流石だな~くらいにしか思っていなかったのだが、最近土地家屋調査士の勉強や筋トレを始めたことで、彼がなぜそうしているのか自分なりに少しわかった気がする。
おそらく彼は原稿用紙を書かないもしくは書きすぎてしまったという
“例外の日”を作りたくないのだと思う。
もしこの例外の日を認めてしまうと「昨日は書きすぎたから今日は枚数を少なくしよう」とどんどん例外を認めてしまい、いずれは筆を執らなくなるということが起こってしまうかもしれない。
私はそこまで出来た人ではないので、勉強や筋トレの内容に多少ムラが出てきてしまうが、それでも毎日机に向かう、ジムに足を運ぶという行動だけは頑張って途切れさせないようにしている。
今の私にとっての“例外の日”は
勉強しない、ジムに行かない日ということだからである。
内容の濃さや成果は日によって異なるが、継続できたという自分の自信へは繋がっていく。
“例外の日”を作らないのは、そうした継続の習慣の強さも宿っていると思う。
土地家屋調査士の勉強はどちらかといえばやはり辛さはある。
最近は出勤前に勉強するために1時間早く起きているのだが、どうにも頭が働かなくて同じページを何度も読み返す日もある。
それでも、参考書を開いて机に向かうというルーティンがあるだけで、心のどこかに「今日も一歩進めた」という感覚が残る。
その積み重ねでいずれは択一、書式が出来るようになり、本試験を乗り越えたいと思いながら机に向かいたいと思う。