あっという間に初夏の陽気ですが、皆様はお花見などお出かけはしましたか?
毎年、桜が咲き始めたと思ったら雨だったり(今年の東京は雪も降りましたね)寒くなったり、なかなかお花見のタイミングが難しいと思うのは私だけでしょうか…
さて、桜満開×快晴×土曜日と三拍子揃ったお花見ビッグチャンスだった4月5日土曜日、リーガル・フェイスグループ本店のある新宿に全国の支店から総勢27名の管理職が集まってお花m…『管理職研修』が開催されました!!
講師はブレインコンサルティング株式会社の藤田先生にお越しいただきました。
藤田先生は日本大学芸術学部卒業→芸能界(シンガーソングライター)→会社員(光○信)という経歴をお持ちの方で、メンタルコーチの資格取得後、現在は様々な企業や自治体でセミナー講師をされているそうです。
写真は真面目な表情をされていますが(実際真面目な話がほとんどですよ)、研修中は笑いも涙も(!?)ある、とても楽しく学びのある時間となりました。
ありがとうございました!
研修の中で、私が特に気になったものをいくつかご紹介させていただきます。
(藤田先生に掲載の許可をいただいております)
【目的】と【目標】の違い?
それぞれ辞書を引くと、以下のように定められています。
目的:成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。
目標:目的を達成するために設けられた、めあて。的。
社会人としての【目的】は「将来的に自分がどうなりたいか」「どのように自己実現したいか、どのように社会貢献したいか」など、分かりやすく言えば人生のゴールのことで、とても抽象的なものになりがちです。
対して【目標】は【目的】を達成するための具体的な一つ一つのステップ、手段のようなもの。
さらにその【目標】を達成するために【行動】を変えることが重要になります。
例えば、以下のようになります。
【目的】家族や周りの人を幸せにしたい、世界の貧しい人を救いたい
【目標】出世してマイホームを持ちたい、青年海外協力隊に参加したい
【行動】資格取得のため勉強する、英語を勉強したり地域のボランティアに参加する
ここで大切なのは【目的】と【目標】を混同しないことです。
どんなに能力の高い人でも、必ずしも目標を達成できるとは限りません。
【目的】と【目標】をきちんと分けて捉えないと【目標】を達成できなかったことに傷付き、本来の【目的】を見失うこともあります。
前述の例に当てはめますと、マイホームを持つという目標を達成できなかったとしても家族を幸せにする手段は他にいくらでもあるはずです。
【目標】の結果はコントロールできなくても、【目的】が達成されたかどうかは自分で決めることができるのです。
また、【目的】がなく【目標】だけがあるとしたらいかがでしょうか。
出世してマイホームを持って、、、その先は?
「何のために頑張っているのだろう?」という気持ちになってしまうかもしれませんね。
もしくは、出世だけが目標(すなわち目的)になってしまうと、ただひたすらノルマを達成するだけの仕事人間になってしまいます。
【目的】と【目標】を明確にし、分けて考えることが大切です。
モチベーションの種類?
【目的】【目標】を設定したとしても【行動】に移すのはまた難しいものです。
人が行動する理由=モチベーションには2種類あります。
① 内発的動機づけ(内的報酬)…効果としては弱いが、長期的なもの
② 外発的動機づけ(外的報酬)…効果は強力だが、一時的なもの
①は自発的なもので好奇心や関心・喜び、②は給料や昇格、義務や強制から生まれるものです。
どちらが良い悪いというものではなく、どちらもバランス良く保つことが望ましいとされます。
再び前述の例によりますと、出世したい!稼ぎたい!(これ自体は悪いことではありません)という外発的動機づけが強くなりすぎると、周りが見えなくなり不正に手を染めることもあり得るでしょう。
では、内発的動機づけが強いのであれば良いかと言うとそうでもなく、他人のためにとボランティアや寄付などが行き過ぎると収支のバランスが合わなくなります。
まずは自身の生活が第一ということを忘れないようにしたいですね。
「見習いたくない上司」と「見習いたい上司」?
午後は5名前後のグループに分かれてグループワークをしました。
グループごとにホワイトボードに「見習いたくない上司」「見習いたい上司」「理想の部下」をどんどん挙げていき、その中で最も重要だと思うものを3つ選ぶというもの。
なお、ここであえて「見習いたくない上司」というマイナスな意見を出していくのも、クリアリング(自分が嫌だと思うもの、不安や不快に感じることを吐き出すことで、その対角にある理想像が見えてくる)という方法なのだそうです。
全部で6グループできましたが、こちらはそのうちの1グループのものです。
他のグループのホワイトボードもお互いに見て回りましたが、同じような意見もあるなかで「これは思いつかなかった!」という意見も多くあり、当たり前ですが色々な価値観があるんだなぁと実感しました。
(リーガル・フェイスにはこのような上司がいる、このような部下を評価する、ということではありませんよ。念のため。)
全体を見て個人的に感じたことは、「見習いたい上司≒理想の上司像」は〝ぐいぐい引っ張っていってくれる〟や〝とにかく仕事ができる〟のようにカリスマ性を感じさせるもの(=牽引柄リーダー)よりは、〝包容力がある〟や〝気配りができる〟のようにメンバーが働きやすいように配慮し、そのような環境を作っていくこと(=支援型リーダー)が求められているのかな、ということ。
なお、新入社員が選ぶ「理想の上司」ランキングは、男性は内村光良さん、女性は水卜麻美さんがなんと9年連続で1位を獲得しているそうです。
牽引型と支援型、どちらにも利点と弱点はありますが、最近の傾向としては〝親しみやすい〟〝優しい〟といったイメージがあるお二人のような、支援型リーダーが人気なのかもしれませんね。
他にもグループワークでやった〈イラスト伝達ゲーム〉もとても面白かったのでお伝えしたいのですが、「見習いたくない上司」に〝話が長い〟があったとかなかったとか…!?
なので、この辺りで切り上げることにします(もう手遅れかもしれませんが)。
この時期は寒暖差が激しくて、服装選びに毎日悩まされますね。
ゴールデンウィークも目前ですし(この前お正月だったのに…)、体調管理を万全に元気にお過ごしください🌸