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文豪ごっこ

博物館を出て、山下へ
池之端で伊豆栄の鰻を食し
本郷へ抜ける

誰が言ったか知りませんが、文豪が愛したお洒落な散歩コースの定番として
こんな一文がございます。

というわけでただの食いしん坊な私も瀟洒な文化人を気取りたく、
いざ「伊豆栄(いずえい)」。

思わず敬称をつけたくなる鰻重様!
お膳の敷物にはかわいらしいイラストが。↓

しかもなかなか贅沢な分量なのに箸がすいすい進むぞ~
たれの味付けには砂糖を使わず、みりんの甘味だけでさっぱりと仕上げているとのこと。
さすが、江戸の浮世絵にも登場する名店はやっぱり違う。
…ものすごく美味しいということ以外は、ぶっちゃけよくわからないのですが。

ところで、遠い昔には不忍池でも鰻が取れたのだそうで。
どおりで上野に老舗の鰻屋さんが沢山あるわけです。

ちなみに伊豆栄を出て、本郷方面にゆるい坂を上れば旧岩崎邸があります。
三菱財閥創設者・岩崎家本邸。
正確には岩崎彌太郎の息子さんが建てた邸宅ですが、
昔ながらのヨーロッパ式大豪邸、その広大さはもちろん、装飾の美しさも圧巻です。
詳細は公式サイトで。→http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index035.html

年々、秋が短くなりますね。
ここはひとつ、食欲の秋を推奨させて頂きつつ、この投稿の〆といたします。

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