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無題

完璧な司法書士試験の答案など存在しない、完璧な司法書士がいないようにね。
僕が司法書士試験を受験しようと志したときに、ある司法書士が僕にかけてくれた言葉だ。完璧な司法書士試験の答案など存在しない。司法書士試験を何度も受験するたびに、この言葉にある種の慰めを感じることができ、僕は受験を重ねることできた。働きながら司法書士試験に万全な状態で向かうということは簡単なことではなかった。

毎晩お酒を飲み、煙草をふかし、本を読み、と時間はいくらあっても足りなかった。それでも、僕は自分なりのベストを尽くしたし、そこには何の疑義も挟む余地はなかった。飛び方を覚えたての小鳥のように、羽根を懸命に羽ばたかせて、ふらつきながら、もがきながら、何とか前へ前へと歩みを進めた。

2020年7月17日付けで書かれたブログの一部を引用したいと思う。

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Yさんの場合(去年の試験ではあと数点で合格という惜しい所でした)

平日:2~3時間

通勤時間の電車内、

お昼休み、就業時間前と就業時間後に事務所のカフェスペースで勉強

隙間時間をフル活用して勉強しているようです。

土日:7~8時間

知識は十分なので、あとはいかに試験日に記憶のピークを持ってくるか

調整中といったところ

ある意味オリンピック選手と似た感覚ですね

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ここで語られている人間が僕だ。

あれから早幾年の月日が流れただろうか、仕事に追われながらも、知識を積み上げ、試験の日にベストパフォーマンスを発揮する、このことだけに主眼を置いて、この試験に向けて僕は勉強を重ねてきた。

そして、今回は合格という一つの成果に達することができ、今までの知見を活かし生きる糧にしたいと考えている。

この事務所で学んだことが試験の役に立ったのか? 正直なところこの問いに対する明確な答えは分からないが、事実として、この事務所で働きながら合格した僕がいる。このことが何を示しているのかと言えば、人はどんな状況からでも何かを学べる、況やこの事務所で働くということは、試験に向けて多くのことが学べるということではないかと、個人的に僕は考えている。

僕の将来の目標は次のようなものだ。

雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモ負ケヌ丈夫ナカラダヲ持チ欲ハ無ク

日照リノトキハ涙ヲ流シ寒サノ夏ハオロオロ歩キ皆ニデクノボート呼バレ誉メラレモセズ苦ニモサレズソウイフ者ニ私ハナリタイ

八木

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